オブジェクト指向とデータベース

 最近ではオブジェクト指向が一般的になり、その有用性も一般的に認められたように感じます。一方データベースの世界では、確かにオブジェクト指向データベースと呼ばれるデータベースが無いこともないですが、あまり一般的ではなく、また、db4o のようなプロダクトも存在しますが、商用データベース上での運用もまだまだのようです。また、オブジェクトをXMLシリアライズして、データベース上に保存するというアプローチも見たことがありますが、私が見たものは、速度的にも使用リソース量的にも、実用には少し遠い感が否めませんでした。

 また、実用的なオブジェクト指向データベースが存在したとしても、定時バッチ処理などを行う際には、やはり2次元のテーブル構造であることは有用で、更には他のデータベースとの接続性という面においても、従来の2次元テーブル構造で取り扱えることは必須であると言えるのではないでしょうか。