モバイラー的進化論 - WiMax/WM3300R

NEC WM3300R を購入し、WiMax に加入しました。

今までは、クティオ + イーモバイル(IIJ Mio) の組み合わせで、公衆 WiFi の無い場所でモバイルしてきましたが、常用している iPod touch とクティオの相性が悪いので、WiMax/WM3300R の導入に踏み切りました。

ダウンロード速度と体感速度

早速色々な速度計測サイトで速度計測を行ってみましたが、最近はイーモバイルが速くなってきたせいか、それとも WiMax の電波が今ひとつなせいか、あまり速度が変わりません。けれども、PC から Web サーフィンをしていると、WiMax の方が何だか体感速度が速い気がします。

WiMax のレイテンシ(RTT) についての情報があまりないので確定的な事は言えないのですが、やはりそれが要因なのでしょうか。それともただの気のせい…ということは無いと思うのですが。

WiMax の電波

私は、東京都中野区在住ですが、中野区の中央部(JR 中野駅近辺)は、色々な電波状況があまり良くない地域で、店舗の中や部屋の中だと、ワンセグは受信出来ず、つい数年前までドコモも圏外な場所があったりというような地域だったりします。地上波テレビもケーブル接続が基本なので、電波環境がきっと良くないのでしょう。そのような中、WiMax はどうかというと…やはり良くないようです。中野駅北口の繁華街近辺では、店舗の中だとまず繋がりません。やはり、WiMax のみのモバイル環境というのは少し無理がありそうです。

ドコモ128K通信

2009年12月1日より、通常の i-mode 料金+約¥1,500 で、128K のパケット通信が利用できるようになりました。今更 128K とも思いましたが、iPod touchN-06A で使ってみると割に快適です。iPod touch/iPhone 向けの Web ページは、1ページあたりのデータ量が少ないせいか 128K の遅さはそれほど気になりません。また、BB2C(iPhone/touch 用 2ch ブラウザ)のようなテキストデータを受信するタイプのアプリケーションでも、それほど遅さが気になるということはありません。Google Map も、Gmail も問題なく利用できるので、3G はこれで行こうかと考えています。

新旧比較

モバイル環境の新旧を比較してみました。今回のモバイル通信環境の変更で

  • iPod touch 通信環境の向上
  • 平均利用可能帯域の向上
  • 緊急回線の確保(ドコモ128K)

を実現することができました。また、ドコモ128K 回線の利用で、日本全国どこにいても最低限のインターネット接続環境も確保できました。LTE の登場まで、これでなんとかやって行ければと思います。

また、今回の反省点として、クティオを1年縛りで契約してしまったことがあります。初期費用を抑える効果はあるものの、日々進歩するモバイル環境では、縛りを選択することはデメリットが多いのではないだろうかと感じたしだいです。

旧モバイル環境
新モバイル環境
  • UQ Wimax(WM3300R+ヨドバシプラン。mobilepoint/Livedoor Web込み)
  • MZone
  • i mode(N-06A、128K通信含む)

まとめ

快適なモバイル通信環境を可能な限り低価格で実現するには、非常に多くの試行錯誤が必要だなと感じました。これはなにより、適切なモバイル環境は自分の行動パターンと密接に関連しているため、単にカタログスペックや Web 上の情報だけでは判断できないことが理由だと思います。

今回も、最後までクティオから D25HW へ乗り換えるか、WiMax/WM3300R にするかを悩みました。しばらくして D25HW の白ロムが安くなったら入手して、再度利便性について検証してみたいと思います。